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ブレイドオブアルカナ3rd ~めぐりの星~ [TRPG]

 ブレカナのTRPGセッションをやってきた。この前のGMも久々だったけど、PLとして参加するのも久々のこと。よし、頑張ろうとセッションに臨んだはいいものの、結果や如何に。

 まずはPC紹介。

 PC1:コロナ・アクア・アダマス
 MyPC。アリエル・バールシュタイン。
 元々はなんてア*ーナなノリで気軽に作ったキャラだったが、気がつけば結構なシリアス次元に迷い込む(ぇ 公女の身でありながら我儘で出奔し、その最中に領主を含めた住人全てが自領から失踪。シュパイヤーマルクに協力しつつ行方不明の皆を探すが…。

 PC2:アクシス・アダマス・マーテル
 アリエルの忠臣。現状、唯一といっていい部下。
 アリエルから事件の元凶たる場所『陰りの森』を調査せよとの命令を受け、アリエルとは別行動で調査をすることになった。

 PC3:グラディウス・ディアボルス・アクシス
 かのサルモン・フィーストの養女。過去のトラウマからズボンが大嫌い(笑)。
 元々色々とシュパイヤーマルクで仕事を請け負っていたが、更にアダルベルト2世からのお墨付き(?)をもらい、辣腕を振るうことになる…かも?(ぇ

 PC4:コロナ・フィニス・フルキフェル(猫人)
 闇の天敵たる宿命を背負った猫貴族。その宿命に恥じぬ行動のおかげで、自称貴族と思いきや、並みの貴族では頭が上がらないほどに偉いお猫様。
 その手腕を期待されてシュパイヤーマルクにやってきた。とりあえずのところ、後継者選定において、あなたなりの採点をしてほしい、との話である。

 PC5:ルナ・ウェントス・フィニス
 PLが気軽にプレイ出来るキャラ!のコンセプトで作った新キャラのはずが、気がつけば試練の道を歩いている気がする不思議(?)キャラ(ぇ
 気軽に旅をしているハズが、壊滅した村に行き着いてしまい、そこで唯一生き残った赤ん坊を見つけた(見つけてしまった?)ことにより、運命の歯車は動き出した。

 以上、紹介終わり。
 今回はある意味「続き物」で、前回は「失踪したバールシュタイン領の人々が陰りの森方面で見つかった」ことから「事件に巻き込まれた」らしいことが分かったものだった。
 クレアータにわざわざバールシュタイン領民に「変身」させていたり、本物の領民は精神的におかしくなっていたり、何者かの企みを感じつつも正体の掴めない気持ち悪い状況に。

 しかし、アリエルは基本的にあまり頭脳的な仕事は向かない。そこで、そういった仕事はPC2に任せ、自分は陰りの森から出てくる怪物に対処するパトロール任務に出る。
 近頃心を奪われたらしいバールシュタイン領民とクレアータの混成部隊による襲撃が増えており、パトロールに出てから最初の襲撃には間に合わなかった。

 PC3の提案によって連絡体制の強化が図られていたこともあり、カバーしやすい場所に陣取り、敵を発見した場合は迅速に駆けつけられるようにしてみる。
 場合によっては「遠く」なってしまうこともあるとは思うが、どこに現れるか分からない相手だけに、汎用性の高さを選んでみたというところ。

 来るときに買ってきた遠眼鏡を使って周囲を警戒していると、バールシュタイン領民と思しき連中を引き連れた、子牛ほどあるクレアータを発見。PLはマーキナの子だとは分かっているものの、PCは詳しくは知らないのでとりあえず危険な存在程度に考えて接近する。
 すると、このクレアータは攻撃しようとすると領民を盾にする素振りを見せる(今回の特殊ルールとして、住民1人につき封傷の護符相当の効果になるとなっていた)。

 怯むアリエル。というか、PLも怯む(爆)。
 どうにかして住人を救えないか?とルルブ読んだり、他PLが解決策を探してGMに相談しまくったり、長々と時間を使って悩みまくり。
 しかし、ボクはここで痛恨のミス。ある意味、PCのロールという意味ではリアリティのあるものだったが(PLの心境がシンクロしてるから)、焦ったあまり視野狭窄に陥る。
 どうにかして「自分」がなんとか出来ないか、と考えた結果、紋章に賭けるしかないか?という結論に至ったのだけど、もう少し視野を広めるべきだったのだ。

 更には、タイミングも熟慮すべきだった。まだ敵の行動が残っているうちに紋章を使ってしまった。もっと状況を整えてから使えばいいものを、自分に不利な状況で使うから困ったことになる。
 心を奪われた人間に対し、紋章で命令して「逃げろ!」というのは、まぁ、物語としては真っ当なのかも知れないけどさ。結果は散々。
 クレアータは使い道のなくなった「アイテム」なんぞいらんし、マーキナ的に攻撃した方が面白くね?ってな具合でエキストラが攻撃されてしまう。
 やむを得ず無敵防御を使用して守るのだが、また更なるミスを重ねてしまった。自分でもよく分かっていたはずなのに、どうして頭が回らなかったんだろう。

 ブレカナは、案外「誰かを守る」のが難しい。グラフィック的には疑問でも、アダマスのいるエンゲージが最も安全なくらいである。それが例え最前線であったとしても。
 だから、自分と同じエンゲージにいさせれば防護出来たはずだ。なのに「逃げろ」的な行動を命令したせいで、別エンゲージとなり、1ターンで倒せなかったのもあって、領民は射撃で全滅させられてしまった。全てボクの判断ミスであり、頑張れば全員助けることも可能だっただろう。
 マーキナの子だけに爆散の印を使用したとしても、無敵防御を残しておけば逆位置で助けられたしね。あまりに浅はかというしかなかった。
 毎度ながら、焦ると周りが見えなくなって、冷静な思考すら出来なくなるようだ。どうしてもう少し落ち着けないのかと自己嫌悪なぐらい。次からの目標として掲げることにしよう。

 結局、PC5が加勢しに来てくれたりしたのだけど、領民全滅、部下半壊、自身瀕死とまさにボロボロ。爆散の印には耐え切ったが、あまりに色々と失いすぎた。
 戦いの後、ボロボロとなった部隊を立て直すべく、一度街へ帰還することに。PC5に説得されたこともあり、傷心のまま敗残の将といった感じで帰る羽目になる。
 PC5が連れてた赤子を一時引き取ったりなんだりしたものの、アリエルは単なる赤子だと思っていたので、特に詳しくは触れない方向で(ぇ

 が、PC2とPC3の調査により、何やら領民を収監(?)しているであろう施設が発見される。救難信号を使用されたので、帰還する部隊から離れて駆けつけた。
 中には大きなクレアータと、老人や子供といったバールシュタインの領民達がいた。クレアータは、先ほど戦ったクレアータと同じく、領民を「盾」として使おうと移動しようとする。
 そうは問屋が卸さないと全PCが必死に行動を妨害。今回は、戦いというより移動合戦といった様相が強く、如何に移動するか、如何に移動させないかがポイントになった感じだ。
 奇跡もほとんど妨害に費やし、クレアータは魔印でそれに対抗してくる。アリエルも経験点をガンガンつぎ込んで王者の風とか使いまくって妨害を試みた。

 だというのに、巧みにかわされたり、ダイスの出目が悪かったり、ついには領民達のところまで移動されてしまった。
 そこでPC3のPLが「アイテム扱いだというのなら、落ちているものを拾うアクションがいるハズだ!」と指摘し、GMがそれを了承。拾う前に決着をつけると畳み掛けた。
 PC3がかなり強かった上、ダメージロールの出目も半端なく、妨害のための移動で距離を詰めていたことも功を奏して、一瞬で仕留めることに成功。
 バトルという意味では大した苦戦はしていないものの、物凄く難しい戦闘だったな。移動がキーワードなると、色々な特技のぶつかり合いとかも発生して、一気にテクニカルなバトルに。

 この戦闘でアリエルが目の当たりにしたのは、PC4の見事な指揮と、皆の知恵による救出劇。アリエル1人では結局領民達を助けられなかったのに、統率されたメンバーが集まればそれが可能になった。それ故、自身の無力さを痛感するのと同時に、「コロナ」の意味を垣間見た気がする。
 今はまだ無力な自身だが、コロナとして立ち、導いていくことが出来たとするなら、領民を救い国を守れたのだろうか。失った者の痛みは、それを放棄して利己を優先した結果なのではないのか。今度は救えた、という喜びと同時に、そうした迷いもアリエルには浮かんでいたのだ。

 だが、バールシュタインの領民は数千人はいた。その心はともかく、肉体的に救った人数と犠牲になった者の人数を合わせても遥かに足りない数字である。
 大多数の領民達はどこに? そのことが気になったPC3などはすぐさま周囲を探すも、その影を発見することは出来なかった。
 魔神スーペルス=マーキナの影がシュパイヤーマルクを覆うとき、運命はどんな結末を用意しているのだろうか。待て、次回!というところでセッション終了。

 今回は、とにかく自分の落ち着きのなさ、アホさ加減が一気に噴出して、悪い結果を手繰り寄せてしまったのが痛恨すぎた。もう少し頭を使えば何とかなったのになぁ。
 PC3のPLさんなどは、自分のミスだと(うまく道を提示出来なかったから)後悔しておられたが、最も駄目だったのはボクなのは疑いない。
 まだまだ甘いね。特技や奇跡のことは、ある程度知った気でいたのだけど、「そのつもりだった」にすぎなかったわけだ。まずは落ち着けるよう努力しなければ…。

 ただまぁ、ロールとしての反省点は多かったけど、結果的にはよかったのかも知れない。PCとしては、物語的な展開は悪くないから。
 ろくに人を指揮したことがないアリエルが、焦って間違った指揮をして大量の犠牲者が出た。キャラクターの試練としては、うん、実に分かりやすい(ぇ
 反省は反省として、次のセッションではそうした部分を活かせるよう努力しないとね。

 セッションそのものも、ボクは面白かったと思う。GMさんは「久々でやるのに特殊なことはやるもんじゃないな」とちょっと後悔してたっぽいのだけど、それ自体は全然問題なかったし。
 むしろ、いつもとは違う方向で色々考えて行動したし、これはこれでありというか。情報系やら特殊系やらの特技の重要性も身に染みたしね(ぇ

 まー、今回は経験点としては大赤字。失敗した分なんとかしたかったのもあって、備蓄経験点の1/3ほど放出してしまった。貯めた経験点で新キャラでも、と考えていたけど延期に(ぁ
 何にせよ、こうした人とやるゲームというのは、相手が人だけに決まった形がない。その無形こそがTVゲームにはない面白さであり醍醐味。
 その楽しさを満喫しつつ、次に向けて努力するとしよう。ボクの「次」はGMだから、より一層気を引き締めないといけないところだ。

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Ancker

もつかれ。

いやはや、今回は被害甚大だったね。(アリエルの心も)
クライフ的には、爆散の印の対象をアリエルに変更するというのは断腸の思いであったが。

とりあえず、クライフに怒られていてください(ぁ
その辺のロールできなかったけどね~。

さて、次回はバールシュタイン伯を救出できるといいな。
by Ancker (2010-04-19 18:17) 

Metter

経験点の損害など気にならんよ。「いつか」が今回だっただけさね(笑)。

しかし、爆散の印の対象って迷うところだったんだ。ボクは迷うポイントだとは思わなかったなぁ。
PL的には勿論のこと、PC的にもね。単に助けたいという気持ちもさることながら、「民」というものを意識した結果そうなった。

現状「民のいないコロナ」であって、その意味も責務も果たしているとは言いがたい。つまり、「民あってのコロナ」なのではないのか?と思えてくるわけよ。
自身を軽視するわけではないが、民を見捨てて命を拾うコロナであるよりは、民のために命を懸けるコロナであるべきだと考えたわけだ。

だって、貴族はなんのために偉いんだよ?ってところで、今出来ることが戦って守ることであれば、それを成してこそコロナだろう?
故に迷いはなかったね。バールシュタインの民を救うためなのだから、むしろアリエル以外を対象とするのはなかったくらいだ。

しかも、アリエルは「我儘」でノブレスオブリージュを放棄し、挙句の結果なわけで(直接の原因ではないけどね)、自分が背負うべき痛みだと思えてならなかった。

最悪、アリエルが死ぬと「バールシュタイン」が滅亡するかも知れないが、家のために民は犠牲に出来まい。
まぁ、「まだ死ねない」のも事実だけどな。少なくても、この事件が決着するまで生きていなければね。
一握りの民を助けるために死んだなら、残った大多数はどうなる?というのも当然なわけだし、大多数のために少数を切り捨てるのも選択肢としてはあり得る話だ。

でも、多分アリエルは、希望のある内は「最善の結果」を求めるだろうね。無論、そう簡単に行かないことは学んだわけだし、いろいろ考えはするだろうが。

しかし、パパンはダメっぽい気がするけどな(ぁ ブレカナ的には助からないことの方がゲフンゲフン。
ま、全力で行くだけだねぇ。空回りせんよう努力する(爆)。

by Metter (2010-04-20 13:20) 

Ancker

いやいや、クライフは戦ヴァルでいうファルディオ的心境だったと思うよ。

確かにそうせざるを得ない。
そうせざるを得ないのだが、やりたくない。
主人の部分はこの際どうでもよくて(笑)、愛すべきお嬢様に自らの手で照準を合わせねばならない。

いやー、困ったと思うよ。
マーキナだけじゃなくてパラモルがスカウトに来そうだな(笑)。
by Ancker (2010-04-20 16:38) 

Metter

なるほど(笑)。
でも、まぁ、そこは『忠臣』だからね! どうすることが「最善」なのかを考えるべきだ。

が!

「臣下」と「恋」に挟まれるのは面白いな(ぉ
パラモルに誘惑されても仕方ないね(爆)。

by Metter (2010-04-20 17:49) 

中大

先日はお疲れ様でした、ふがいないGMで申し訳ない。
次回はもっと精進します。

日にちも決まってないのにBBSに書き込むと、先にやるGMの迷惑になるかもしれんから、ミクシの日記で次回の導入案を書いているので、よかったら見ておいてください。
by 中大 (2010-04-21 14:12) 

Metter

お疲れ様です。辺境へようこそ(ぇ

とりあえず、コメントつきてきました。次回も楽しみにしていますよ~。

by Metter (2010-04-21 15:18) 

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