2009年第4期アニメを振り返る ~その3・そらのおとしもの~ [アニメ]
治ってきたようなそうでもないような、未だに風邪っぽい症状に悩まされてる今日この頃。いっそ「呪いです」といわれた方がしっくりきそうである(ぇ
いい加減、熱とか頭痛とかとはおさらばしたいところなのだが、どうにも立ち退いてはくれない。前にも似たようなことあったなぁとか思うけど、なんとも面倒くさい身体だ。
誰か交換しておくれ(無理
で、今回消化したのは『そらのおとしもの』だ。この作品も、近年ゴロゴロしているお色気重視の下品なアニメであり、リアルタイムでは1話で挫折した代物。
内容そのものは、実にありきたりなもの。「オートマータ(自動人形)の悲劇」とかその類の話で、嫌になるほど前例があるとさえ言える。
とはいえ、このジャンルは好まれやすい傾向にあり、これだけ類似の話があるにも関わらず後を絶たない。この手の作品って、カウントしたらすごい数になりそうである。
要するに「お約束」ということだが、物語においては「やってはいけないお約束」と「やらなくちゃいけないお約束」というものがある。
前者は、あまりにありきたりすぎて面白みがない場合だ。近年のアニメでは珍しくもないので、例には事欠かないことだろう。
後者は、例えば『水戸黄門』の印籠とかの「定番」や、心情的に多くの人が思う「願い」などだろう。やらなくちゃいけないお約束は概ねこの2種類だと思う。
この作品もご多分に漏れず、後者のそれがもろに当てはまる。
人形のようなイカロスには、もっと人として少女として幸せになってもらいたいだろうし、ニンフは悪辣な主人から解き放ってやりたいだろう。
ここら辺を「お約束」にしないと、視聴者はそうそう納得してくれない。納得するに足りるだけの内容を用意しなければ非難囂々となる。
それ故、話の内容としては至極「読み」やすい。この作品が始まった瞬間から、すでにちらついていたと言えるほどにありきたりであり、ニンフ登場以前でも2つくらいに展望が絞れる。
1)ご主人様大好き、さよならエンド
2)奇跡!ハッピーエンド
の2つだ。そして、ニンフ登場以降も大差はない。「天界のマスター」登場時点では、もうエンドは1つしかなかったくらいだろう。
マスターからの呪縛を解き放つ。これ以外になかった。辛うじてあるとしたら、マスターを裏切って、かばう等の行動によって死亡くらいなものだ。
とまぁ、キャラ配置的にストーリーは分かりやすすぎて、なんという透明感ってな皮肉を言いたくなるレベルだ。これといった捻りもないし、驚くほどお約束シナリオ。
キャラたちもまさにステレオタイプ勢ぞろいといった感じで、この作品らしい味という意味では相当に弱い。天界だかなんだかは何がしたいんだか分からないし、頭も悪い。
もっとも、外道は外道として突っ走った方がいいので、これはこれでいいのだけど。そこら辺もまさにお約束。どこまでも定型分ってな印象だ。
これだけだったら鼻くそみたいな評価にしかならないのだけど、この作品は思ったより悪くなかった。というのも、とにかく馬鹿だからだ(ぁ
あまりにも馬鹿すぎて、多少面白かった。いい意味での「馬鹿」であり、もう少し言葉をよくすれば派手にコミカルだった、というところか。
SDキャラが結構「浮いてる」ことがあって全面的に評価することは出来ないのだが、まぁ、それにしても馬鹿だよなぁ。パンツ流星群とか何を考えてるんだか。
それ以外はホントにお約束の塊だから、これといった特徴もないのだけど、お約束だけに安定感がある。特にこの手の話は、「人間の驕り」からくる悲劇などのテーマが多い。
盛り込む気で盛り込んだのか、どこかで見た「そういう話」に引っ張られて、結果的に盛り込んだのかは分からないが、一応そうしたテーマは見て取れた。
こういう部分こそ物語の「核」であって、あるのが当たり前のはずなのだが、近年の量産アニメはないのが多いという恐ろしさがある。
そういう点では、一応でも見て取れるところは評価できるだろう。
そんなわけで、どこにでもあるお約束ストーリーに、そこそこ面白いお馬鹿ギャグ、くらいがこの作品の評価になるかな。他に特徴らしい特徴もないし。
吐いて捨てるような作品、というほどに酷くはない。しかして、これといって持ち上げる要素も持ち合わせてはいない。総合的に50点といったところ。
可もなく不可もなく、実に無難なレベルである。
どうでもいいが、エンディングテーマが昔の名曲シリーズみたいになってるのは何故だろう。結構古い歌があったので、どの世代をターゲットにしてるんだかという気がした。
ボクとしては、こうした曲を懐かしむような年代には生まれていないので、これがプラスに働くことはなかった。もっとも、働いても大したプラスにはならないけどね。
いい加減、熱とか頭痛とかとはおさらばしたいところなのだが、どうにも立ち退いてはくれない。前にも似たようなことあったなぁとか思うけど、なんとも面倒くさい身体だ。
誰か交換しておくれ(無理
で、今回消化したのは『そらのおとしもの』だ。この作品も、近年ゴロゴロしているお色気重視の下品なアニメであり、リアルタイムでは1話で挫折した代物。
内容そのものは、実にありきたりなもの。「オートマータ(自動人形)の悲劇」とかその類の話で、嫌になるほど前例があるとさえ言える。
とはいえ、このジャンルは好まれやすい傾向にあり、これだけ類似の話があるにも関わらず後を絶たない。この手の作品って、カウントしたらすごい数になりそうである。
要するに「お約束」ということだが、物語においては「やってはいけないお約束」と「やらなくちゃいけないお約束」というものがある。
前者は、あまりにありきたりすぎて面白みがない場合だ。近年のアニメでは珍しくもないので、例には事欠かないことだろう。
後者は、例えば『水戸黄門』の印籠とかの「定番」や、心情的に多くの人が思う「願い」などだろう。やらなくちゃいけないお約束は概ねこの2種類だと思う。
この作品もご多分に漏れず、後者のそれがもろに当てはまる。
人形のようなイカロスには、もっと人として少女として幸せになってもらいたいだろうし、ニンフは悪辣な主人から解き放ってやりたいだろう。
ここら辺を「お約束」にしないと、視聴者はそうそう納得してくれない。納得するに足りるだけの内容を用意しなければ非難囂々となる。
それ故、話の内容としては至極「読み」やすい。この作品が始まった瞬間から、すでにちらついていたと言えるほどにありきたりであり、ニンフ登場以前でも2つくらいに展望が絞れる。
1)ご主人様大好き、さよならエンド
2)奇跡!ハッピーエンド
の2つだ。そして、ニンフ登場以降も大差はない。「天界のマスター」登場時点では、もうエンドは1つしかなかったくらいだろう。
マスターからの呪縛を解き放つ。これ以外になかった。辛うじてあるとしたら、マスターを裏切って、かばう等の行動によって死亡くらいなものだ。
とまぁ、キャラ配置的にストーリーは分かりやすすぎて、なんという透明感ってな皮肉を言いたくなるレベルだ。これといった捻りもないし、驚くほどお約束シナリオ。
キャラたちもまさにステレオタイプ勢ぞろいといった感じで、この作品らしい味という意味では相当に弱い。天界だかなんだかは何がしたいんだか分からないし、頭も悪い。
もっとも、外道は外道として突っ走った方がいいので、これはこれでいいのだけど。そこら辺もまさにお約束。どこまでも定型分ってな印象だ。
これだけだったら鼻くそみたいな評価にしかならないのだけど、この作品は思ったより悪くなかった。というのも、とにかく馬鹿だからだ(ぁ
あまりにも馬鹿すぎて、多少面白かった。いい意味での「馬鹿」であり、もう少し言葉をよくすれば派手にコミカルだった、というところか。
SDキャラが結構「浮いてる」ことがあって全面的に評価することは出来ないのだが、まぁ、それにしても馬鹿だよなぁ。パンツ流星群とか何を考えてるんだか。
それ以外はホントにお約束の塊だから、これといった特徴もないのだけど、お約束だけに安定感がある。特にこの手の話は、「人間の驕り」からくる悲劇などのテーマが多い。
盛り込む気で盛り込んだのか、どこかで見た「そういう話」に引っ張られて、結果的に盛り込んだのかは分からないが、一応そうしたテーマは見て取れた。
こういう部分こそ物語の「核」であって、あるのが当たり前のはずなのだが、近年の量産アニメはないのが多いという恐ろしさがある。
そういう点では、一応でも見て取れるところは評価できるだろう。
そんなわけで、どこにでもあるお約束ストーリーに、そこそこ面白いお馬鹿ギャグ、くらいがこの作品の評価になるかな。他に特徴らしい特徴もないし。
吐いて捨てるような作品、というほどに酷くはない。しかして、これといって持ち上げる要素も持ち合わせてはいない。総合的に50点といったところ。
可もなく不可もなく、実に無難なレベルである。
どうでもいいが、エンディングテーマが昔の名曲シリーズみたいになってるのは何故だろう。結構古い歌があったので、どの世代をターゲットにしてるんだかという気がした。
ボクとしては、こうした曲を懐かしむような年代には生まれていないので、これがプラスに働くことはなかった。もっとも、働いても大したプラスにはならないけどね。
秋アニメ
秋アニメの影響からか、今クール全然見てねぇ、、、
http://animeinfo.goto-ex.com/tag/%8FH%83A%83j%83%81/
by 松本あゆみ (2010-01-18 17:00)
コメントありがとうございます。
まぁ、無理に見ることもないかと思いますよ。
by Metter (2010-01-19 09:30)